2020/07/17 07:42

 猪苗代町の野口英世記念館の緊急特別展「感染症 世界大流行の歴史」は十六日、同館で始まった。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、感染症に理解を深めてほしいと企画。天然痘やペスト、野口博士の業績で最も評価の高い研究といわれる梅毒、野口博士の母シカもかかり命を落としたスペイン風邪について、写真や絵のパネルなど資料十四点を展示している。香港でペストを見つけた北里柴三郎も紹介している。

 展示は来年三月十八日まで。通常の入館料(大人六百円、小中学生三百円)で観覧可能。元国立感染症研究所長の竹田美文野口英世記念会理事長は「新型コロナウイルスの世界的大流行の時期だからこそ、感染症の怖さと、人類が乗り越えてきた歴史を学んで」と話している。

https://www.minpo.jp/news/moredetail/2020071777173