トヨタ自動車は、燃料ポンプの部品の不具合により「ノア」など39の車種で最悪の場合、走行中にエンジンが止まるおそれがあるとして、およそ21万台のリコールを国土交通省に届け出ました。

リコールの対象となるのは、トヨタ自動車の「ノア」や「ヴォクシー」など39の車種で、平成29年7月から令和元年12月までに製造されたおよそ21万台です。

国土交通省によりますと、これらの車では燃料ポンプの中にある樹脂製の羽根車に不具合があり、そのまま使い続けると羽根車が変形してポンプが動かなくなり、最悪の場合走行中にエンジンが止まるおそれがあるということです。

不具合は全国で109件報告され、これまでに事故の報告はないということです。

トヨタ自動車は、29日から全国の販売店で無料で修理に応じるということです。

この部品の不具合を巡っては、ことし3月以降、トヨタ自動車とホンダが国内外でリコールを届け出ています。

国土交通省によりますと、今回の届け出と合わせるとリコールの台数は国内で34万台、海外では692万台に上るということです。

リコールの対象は…

今回リコールの対象となっているのは
「ノア」
「ヴォクシー」
「エスクァイア」
「アルファード」
「クラウン」
「カムリ」などの39の車種です。

対象となる車の車台番号や製造期間など詳しいことは、トヨタ自動車のリコール情報のホームページに掲載されています。

2020年10月28日 17時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201028/k10012684731000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006
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