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九州新幹線長崎ルートで整備方式が決まっていない新鳥栖?武雄温泉間について佐賀県議会が、
事業主体のJR九州を参考人に呼んで、意見を交わしています。

午前10時にはじまった佐賀県議会の新幹線問題対策等特別委員会でJR九州の古宮洋二専務は
新鳥栖?武雄温泉間について、与党や長崎県と同じ「フル規格新幹線」の導入をあらためて主張しました。

説明の中で古宮専務は、佐賀?博多間がおよそ20分と、福岡への通勤通学時間が短縮されることで
定住人口の増加につながるとしました。

古宮専務は「今まで通えなかった通勤や通学もできるようになるのではないかと思う」と話していました。

また、佐賀から新大阪まで乗り換えなしでおよそ2時間44分と早くなることで観光客が増加し
沿線の活性化につながるとフル規格による整備のメリットを説明しました。

新鳥栖?武雄温泉間の整備方式については、先月、国土交通省が佐賀県に対し、
「他の方式と比べるとフル規格が最も優れている」と表明しましたが、フル規格を拒否する
佐賀県との溝は埋まっていません。

特別委員会では質疑が続いています。