羽咋市の冬の風物詩、邑知潟の投網による寒ブナ漁が始まった。風が穏やかだった二十七日は、朝から邑知潟漁業協同組合の組合員三人が出漁。網の白い花を咲かせた。
 邑知潟の寒ブナ漁は、例年十二月から翌年二月にかけ、投網で行われる。この日は、シーズン初期ということに加え、長雨により湖面が濁っていたこともあり、漁獲量は三十匹だった。
 川原町の崎田智之さんは「年末は冷え込みそうなので、年明けは期待できる」と最盛期を迎える来年一月以降を心待ちにした。
 寒ブナは、地元では、主に刺し身にして食べられている。

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