太平洋戦争で戦闘機「零戦」や「紫電改」に搭乗したパイロット、兵庫県伊丹市の笠井智一(かさい・ともかず)さんが9日、心不全で亡くなった。94歳だった。告別式は13日に近親者で営む。

 兵庫県丹波篠山市生まれ。16歳で旧海軍に入隊し、サイパン、ヤップ島などの南方戦線を転戦し、フィリピンでは特攻機援護の任務に就いた。戦争末期は愛媛県・松山基地の航空部隊で紫電改に搭乗。戦後、予科練習生同期の7割が戦死した激しい戦闘の様子を、著書や各地の講演会で伝えていた。

Yahoo!Japanニュース/読売新聞オンライン 1/11(月) 9:45配信
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