※テレ朝ニュース

緊急事態宣言から2週間が経った東京。医療の逼迫(ひっぱく)とともに自宅療養中の死亡が相次いでいます。そんななか、小池都知事は自宅療養者に対して新たな支援を表明しました。

 不要不急の外出を控え、飲食店も午後8時まで。緊急事態宣言が始まって2週間、ついに都内の感染者が9万人を超えました。21日、東京都で新たに確認された感染者は1471人。その2割を占めたのは65歳以上の高齢者290人でした。

 小池都知事:「日中も夜間も平日も休日も不要不急の外出を自粛して頂きたい。コロナにはカレンダーも時計もない」

 果たして“我慢我慢”の生活の効果は出ているのでしょうか。

 21日に東京都のモニタリング会議が開かれ、感染状況などの分析が出されました。

 小池都知事:「緊急事態宣言の発出から2週間がたったわけでございまして、夜の外出の人流は低下に転じてきていますが、一方で昼間の人流も含めた全体の人の流れは十分に抑え切れていない」

 東京都では20日までの時点で1週間前と比べ、新規陽性者数は減少しています。しかし、65歳以上の高齢者でみると増加となってしまいました。

 一方、陽性者が入院できずに待機を余儀なくされている例が多数、生じているといいます。東京都では自宅療養中での死亡が相次いでいて、20日までに6人が亡くなっています。

 東京都は病床数の確保だけでなく、自宅療養者への支援を拡大するとしました。

 小池都知事:「ラインを活用して健康観察を行う。自宅での療養をされる方々に食料品などを提供させて頂いて自宅での療養にあてて頂く」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000204801.html