ゴーン被告逃亡 手助け親子、異議を申し立て 連邦最高裁に

日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けしたとして拘束された米国人親子2人の弁護側は11日、日本への身柄引き渡し手続きの差し止め請求を棄却したボストン連邦高裁の判断を不服として、連邦最高裁に異議を申し立てた。
弁護側が12日明らかにした。

弁護側は、身柄を日本に引き渡せば、拷問に相当する不当な扱いを受ける恐れがあると主張。保釈中の被告の逃亡は日本では罪に当たらず、親子を罪に問うのは不適切だと訴えた。

親子は、米当局が昨年5月に拘束した陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員、マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(27)。

https://mainichi.jp/articles/20210213/dde/041/020/021000c