※tbc東北放送

大川小学校の津波被害を巡る裁判で、事前の防災態勢の不備を認め確定した高裁判決を、今後の防災に生かそうというシンポジウムが、仙台で開かれました。
シンポジウムでは、津波訴訟の法的責任などについて研究する東京大学大学院の米村滋人教授が講演し、「防災は1人が全責任を担う形で進めるべきではなく、組織の過失を認めた大川小判決は、極めて重要な視点を提示した」と判決の意義を語りました。
また、遺族や研究者らが、それぞれの立場から判決の影響や今後の防災について意見を述べました。
児童74人が津波の犠牲となった大川小を巡る裁判では、仙台高裁が事前防災態勢の不備や市の組織的な過失を認める判決を言い渡し、おととし最高裁で確定しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/945fbb1121bb5534e888bc40d78953a0bc677dd2