障害の原因となったデータ処理については「定期預金のデータ移行作業が45万件、月末処理が25万件あった」(藤原頭取)という。「過去のシステム障害を踏まえて取り組んできたが、(今回の障害は)データ移行時における想定の甘さに起因する。ハード面のみならずシステム運用面におけるみずほ銀固有の要因がないか、もう一度点検をしていく必要があると痛感している」(同)として、再発防止に取り組む考えを示した。

 みずほ銀行では2002年4月の発足時と11年3月の東日本大震災の直後にもシステム障害を起こしていた。その後、4000億円以上を投じて基幹システムを刷新。19年夏に本格稼働を始めていた。

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