ブランド牛以外の牛肉混入 「賞味期限迫った肉の処理に困り」

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210324/1040012646.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

笛吹市の食肉流通センターが甲州牛として学校給食用に提供した牛肉の一部に
甲州牛以外の牛肉が混入していた問題で、センターが24日、会見を開き、
「製造販売担当の複数の社員が、賞味期限が迫った肉の処理に困り、混入させてしまった」
などと内部調査の結果を説明しました。

これは、笛吹市の「山梨食肉流通センター」が会見を開いて説明しました。
別の牛肉が混入していたのは、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ちこんだ
畜産農家を支援するため、県と国が費用を全額負担してブランド牛「甲州牛」を購入し
学校給食として提供する事業で、牛肉の混入を受けて、センターでは、
社員への聞き取りなどの内部調査を進めていました。

会見の冒頭でセンターの駒井文彦社長は「このたびは大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
そのうえで、「今回の事案には製造販売担当の複数の社員が関与していた」としたうえで、
「新型コロナの感染拡大の影響で販売が低迷し、賞味期限が迫った肉の処理に困り、
混入させてしまったことがわかった」などと説明しました。

そして、この事業では、あわせてのべ18か所に、706.5キロの原材料の牛肉が
甲州牛として出荷されていましたが、その9%あまりにあたる、あわせて64.7キロが、
ほかの産地の牛肉だったことを明らかにしました。
また、別の民間による食育事業でも、3つの保育園に対して甲州牛として出荷された原材料の
43キロあまりの牛肉のうち、17%あまりにあたる7.4キロが、ほかの産地の
牛肉だったこともわかったということです。

センターでは、今後、県などの調査の結果を待ったうえで、社内の懲罰委員会を開き、処分などを決定するとしています。

03/24 18:17