北海道帯広市主催の「ばんえい競馬」で、デビュー前の馬の能力検査を行うレース中に、騎手が馬の顔に二度にわたって蹴りを入れるというとんでもないことが起きました。
蹴りを入れたのは鈴木恵介という騎手で、ある人は「ばんえい競馬の武豊」だとか抜かして必死で擁護していますが、こいつは2012年6月に後輩騎手への暴行事件で逮捕されているようなとんでもない奴なのですよ。

しかも、そのときの共犯で同じく騎手の藤野俊一が被害者の顔に蹴りを入れ、その後に鈴木がさらに暴行を加えたという手口だそうで、人か馬かという違いはあるも顔に蹴りを入れるという手口が全く同じですよね。
こいつは気に食わなければ人にも馬にもすぐに危害を加える暴力常習犯のようです。

さらに、被害者は騎手の夢を絶たれて暴行事件後すぐ引退に追い込まれていますが、このときの加害者の鈴木も藤野も同年7月まで非常に短期間の騎乗停止処分を受けるも、解雇されないばかりか現在もこうやって騎手の座にふんぞり返っています。
これって何だかおかしくないでしょうか。普通は加害者こそが追放されるべき存在でしょうが。

また、ここの厩務員が鈴木が2度にわたって入れた蹴りについて「膝をついてしまって鼻にたくさん砂が入り込んで手網を引いて頭を起こそうにもまた鼻をついてしまって砂を吸い込むの繰り返しでやむを得ずの判断をした」という言い訳がましいコメントを発表して騎手を擁護する発言もしていますが、どうもそんな様子ではなかったようだし、本人も聴取で「イライラして蹴った」と認めているそうです。
過去に類似の事件を起こして逮捕されているような奴だけに、仮に厩務員の主張が本当だったとしても、それを信用する気が失せるのは言うまでもありません。

それ以外にも騎手による暴力事件が複数起きているし、あろうことか八百長まで横行しているそうで、今年1月にも八百長疑惑が噴出したほか、それ以前にも複数回にわたって八百長疑惑がたびたび起きています。
暴力事件で加害者が甘い処分で居座り続けていることといい、深い闇を感じますね。

そして、今回の事件をきっかけにばんえい競馬そのものを悪者扱いしたり、「ばんえい競馬廃止論」も少なからず出ており、不祥事が初めてであればそういう意見はナンセンスとしか言いようがないですが、これだけ多く不祥事を繰り返しているようでは、申し訳ないけどそういう声が出てしまうのも仕方ないでしょう。
私も非常に憤りを感じたので、ばんえい競馬の問い合わせ先である帯広競馬場に苦情を入れさせていただき、

「顔に蹴りを入れる手口が、以前の後輩騎手への暴行事件と一緒ですね。」「過去に後輩騎手への暴行事件で逮捕された奴が、今もこうして騎手として居座り続けているのは、一般企業とかだったら有り得ないことでは?」「加害者こそが追われるべき存在だ。」「ばんえい競馬という世界は一般常識が通用しないところなのでしょうか?」と強く抗議させていただきましたが、残念ながら都合が悪くなると「知らない」と抜かしたり言い訳がましい回答しかしないので、全く話になりませんでした。
残念ながら彼らに自浄能力はないようだし、これでは今後も不祥事を繰り返すと思います。

不祥事を繰り返して改善する気がないのなら、止めてしまえとか廃止しろと言われても文句言えないと思いますよ。
あと、行政からも公営ギャンブルの指定取り消しでいいと思いますし、その代わりに「指定暴力団」にでも指定してやったらどうでしょうか。
あの蹴り方といい八百長といい、やっていることは暴力団と大して変わらないし。

http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/8606625.html

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▼関連ニュース

詳細を確認すると、過去のニュースで逮捕の報道がありました。

北海道警帯広署は4日、同僚の男性騎手を突き飛ばしたとして、暴行の疑いで、帯広市が主催するばんえい競馬の騎手鈴木恵介容疑者(35)=旭川市西神楽南2条2丁目=を逮捕した。「やっていません」と容疑を否認している。
逮捕容疑は4月29日、帯広競馬場の待機室で、当時騎手だった男性(23)の胸をつかんで突き飛ばすなどした疑い。
帯広署によると、被害男性と鈴木容疑者、騎手藤野俊一容疑者(51)=傷害容疑で逮捕=の3人は、待機室で酒を飲んでいて口論になり、藤野容疑者が男性の顔を蹴って顎の骨を折る重傷を負わせた後、鈴木容疑者が暴行したという。
帯広市ばんえい振興室は、2人に騎乗停止などの処分を検討している。
引用:スポニチ

https://www.akibaranger.jp/ys/suzukikeisuke-wiki/