出版大手各社が先行する世界史の学習漫画界に、KADOKAWAが「角川まんが学習シリーズ 世界の歴史」(全20巻)で新たに参入した。国や地域で歴史を分ける従来型の「縦の世界史」ではなく、同時代に世界各地で起きたことを多角的に記述する「グローバル・ヒストリー」を重視するのが特徴。監修を務めた羽田正(はねだまさし)・東大名誉教授は「現代社会を理解するには、世界全体を視野に入れることが必要。それは過去も同じです」と語る。

 来年度から高校では、近現代の日本史と世界史をセットで学ぶ「歴史総合」が必修科目となる。東大など難関校の入試問題や実際の歴史研究の現場でも、大局的な歴史の流れの把握が求められている。「漫画はストーリー仕立てで、教科書よりずっと面白い。漫画を先に読んで太い“幹”を作っておき、その後で教科書を読み“枝葉”を作ると理解しやすい」(羽田さん)

 先住民や黒人の視点から見た米国史など、従来の学習漫画ではあまり扱われなかった分野が多いのも特徴。近現代史に20巻中11巻を充て、アラブの春やBLM(ブラック・ライブズ・マター)運動、現在の新型コロナウイルス禍など最新の情勢も収録する。

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https://www.sankei.com/entertainments/news/210423/ent2104230006-n1.html
2021年4月23日 15時38分

※KADOKAWAの公式サイトで、試し読みや宣伝動画が見られます。
https://mangagakushu.kadokawa.co.jp/sekainorekishi/