鯨油をせっけんなどに活用 下関の会社が「科学技術賞」受賞

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210524/4060009745.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

クジラの肉を加工する過程で出る鯨油を、不純物や臭みを取り除いて
せっけんなどに活用する技術を開発した下関市の会社が、文部科学大臣表彰の「科学技術賞」を受賞し、
24日、県庁で村岡知事に報告しました。

文部科学大臣表彰の「科学技術賞」を受賞したのは、下関市にある機械器具メーカー「吉田総合テクノ」で、
24日は吉田治重社長が県庁を訪れ、村岡知事に報告しました。

クジラの肉を加工する過程で出る鯨油は、不純物が含まれている上、臭みがあることから
廃棄されていましたが、この会社では、加工業者からの依頼をきっかけに
不純物や臭みを取り除く技術を確立し、処理した鯨油はせっけんやドレッシングなどの商品に活用されています。
吉田社長は、「クジラ資源にはまだ使われていない部位があるので、幅広い商品作りをしていきたい」
と今後の抱負を語りました。

これに対し、村岡知事は、「クジラの資源を有効活用する技術を作るのに大変努力されたと思う。
敬意を表したい」と述べました。

報告のあと、吉田社長は、「クジラのまちの下関で、地場産業が活気づくよう、貢献していきたい」と話していました。

05/24 18:06