0001孤高の旅人 ★
2021/05/26(水) 14:45:15.43ID:V1frgL6r95/26(水) 7:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d45ae99279010fec1e50f351c7a2c23bf1139970
まず考えるべきは、妻のこと
「そろそろ遺言書を書いたほうがいいんじゃない?」
「知り合いの税理士が相続税の計算をしてくれるみたいだよ」
子どもからこんなことを言われても、鵜呑みにしてはいけない。立ち止まって考えてみよう。
いったい、誰のために相続の準備をするのか?
都内在住の畠山美紀子さん(87歳・仮名)夫婦は、子どもに言われるがまま税理士事務所に連れていかれた。10年ほど前のことである。
「父さんが亡くなれば、財産が母さんに相続される。その後、母さんも亡くなれば自分が財産を相続することになるだろう。この時、多額の相続税がかかってしまうんだ」
こう熱弁する長男に背中を押され、夫は遺産を「妻と子で2分の1ずつに分ける」という遺言書を書いた。
夫が亡くなったのはその2年後のこと、自宅(2000万円)と預金(3000万円)が残されたので、遺言書に従い半分ずつに分けた。
具体的には、畠山さんは自宅と預金500万円を、長男は現金2500万円を相続した。
時は流れ、現在も畠山さんは元気にひとりぐらしを続けている。健康で長生きをしているわけだが、喜んでばかりもいられないという。
「あの時、夫から財産を全額もらっておけばよかったと何度思ったことか。家の改修が必要になったことで、夫から相続した預金は一瞬で尽きてしまいました。
夫を亡くして年金収入も半減し、苦しい生活を続けています」(畠山さん)
夫の死後、妻がどれだけ長く生きるかは分からない。医療費、介護費が想像以上にかかってくる可能性だってある。
一方、子どもはそんな事情を気にもかけず、「相続税が心配だから」と遺産を分けるように要求してくる。
情に流されてはいけない。あなたがまず考えるべきなのは、妻のことだ。
妻を守るために今できること
写真:現代ビジネス
では、どうすれば妻に財産を残せるのか。
あなたが何の準備もしていなければ、死後に妻と子どもたちが話し合いをして、遺産をどう分けるかを決める。
法律上、「妻2分の1、子ども2分の1」という分け方が定められているため、これに従うケースがほとんどだ。
妻が家を相続すると、畠山さんのケースのように、妻がもらえる現金が非常に少なくなる。
その後、子どもに助けを求めても、「遺産は使い切ってしまった」と冷たくあしらわれるのが関の山だ。
妻を守るために今できること―それは遺言書を書くことだ。
「こうやって財産を分けてほしいという意思が示されているだけで、家族は納得してくれるものです。
さらに付言事項に『母さんが介護施設に移る場合などに備えておカネを遺したい』など具体的理由を書けば、子どもの納得感も高まるはずです」(弁護士の澤田有紀氏)
感謝の手紙より、遺言書一枚があったほうがよっぽど妻は喜んでくれる。
『週刊現代』2021年5月22・29日合併号より
★1:2021/05/26(水) 08:01:49.14
前スレ
【週刊現代】夫が残した「5000万円分の財産」、息子と「折半して相続」した女性が大後悔したワケ★2 [孤高の旅人★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1621993507/