ひたちなか市の第三セクター「ひたちなか海浜鉄道」が6月1日、2021年3月期の決算を発表した。(水戸経済新聞)

 最終赤字は1,609万3,000円。赤字は3年ぶりで、国・県・市からの補助金収入はあったが営業収入の大幅減が響いた。2021年度の輸送人員は、テレワークの推進や県立高校の一斉休校、国営ひたち海浜公園の休園、ロックインジャパンなどのイベントの中止が響き71万9006人で、2011(平成23)年度に次ぐ開業以来2番目の低さとなり、旅客運輸収入は1億3,051万2,000円。開業以来、過去最低となった。

 ひたちなか海浜鉄道の吉田千秋社長は「状況は依然厳しく、コロナ感染が収まっても、もう以前の状態までは回復しないだろう、というのが鉄道業界の共通認識」と話す。今期の2022年度は、総利用客数をコロナ前の2019(令和元)年度に対し80%まで回復させることを目指し、「鉄道および沿線の付加価値の創成に努め、経営改善を図っていく」とする。

 同鉄道の湊線はJR常磐線の勝田駅と沿岸部の阿字ヶ浦駅までの計10駅・14.3キロを結ぶ路線。JAF茨城支部と連携し鉄道車庫の見学会を行うなど、さまざまな取り組みを展開してきた。吉田社長は「鉄道とあまり縁のないJAFの会員さんにも喜んでもらっているほか、ふるさと納税の返礼品(【品物やサービス名を入れてください】)や日帰りバスツアーのコースとしても根強い人気がある」と話し、「今まで気付きにくかった鉄道の魅力を掘り起こし、アピールすることで、ニューノーマルにおいても湊線がこれまで以上に活性化できるのでは」と期待を寄せる。

 今年、湊線沿いでは2年ぶりにアートイベント「みなとメディアミュージアム」が開催される予定。吉田社長は「引き続き、広くいろいろな皆さんと連携することにより、鉄道および地域の活性化に努めていきたい」と意気込む。

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6/3(木) 19:00配信


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