新型コロナウイルスに感染した中年層の6人に1人(17%)、若年層では13人に1人(7.8%)が長期的な症状を訴えていることが、
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンとキングス・カレッジ・ロンドンの研究者らによる新しい研究で明らかになった。

さらに、女性は男性に比べて長期的な後遺症を負う可能性が50%高く、そのリスクは年齢とともに増加するという。
また、パンデミック前の心身の健康状態とも関係していた。喘息は基礎疾患のなかで唯一、長期的な後遺症のリスク増加と関連していたという。

また、学術誌『Nature』で発表された論文では、COVID-19で死亡した人の脳はアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患で死亡した人の
脳と驚くほど似ており、炎症の分子マーカーが顕著に現れていたことが報告された。

COVID-19による入院患者の約3分の1はブレインフォグ(頭にかすみがかかったようにぼんやりする症状)や記憶障害、
集中力低下、抑うつなどの神経症状を訴えており、これらの症状は長期的なCOVID-19の後遺症でも見られ、長引く症状の一部として持続する可能性がある。

この研究では死亡したCOVID-19患者の脳には大きな炎症が見られたが、
その脳組織にはCOVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2は見つからなかったという。
それゆえ、ウイルス感染が全身の炎症反応の引き金となり、それが脳内の神経炎症を誘発すると考えられている。

学術誌『Pathogens』で公開された別の研究によると、新型コロナウイルスの初感染からの回復後、
約30%の患者に見られる疲労感や脳のブレインフォグ、発疹といった原因不明の長期的な症状は、
新型コロナウイルス感染後の炎症反応をきっかけに起きるエプスタイン・バールウイルス(EBウイルス=EBV)の再活性化が原因である可能性があるという。

COVID-19患者68人を対象にEBV抗体検査を実施し、後遺症の症状がある人とない人のEBV再活性化率を比較したところ、
COVID−19の症状が持続する人の66.7%はEBV初期抗原拡散(EA-D)IgGまたはEBVウイルスカプシド抗原(VCA)IgMの力価が陽性だったが、
対照群ではわずか10%しか再活性化を示さなかったという。
https://wired.jp/2021/07/06/covid-19-june-2021/

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https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1624712615/