60歳を過ぎると仕事をリタイアしている人も多く、定期的な収入が年金のみという場合が多い。
また、新たに住宅ローンを組みたくてもローン完済までの期限が限られており、毎月の返済額が大きくなる場合もある。何より限られた生活費から毎月の返済をするのは難しい。

そこで新しく満60歳以上の人向けのリバースモーゲージ型の住宅ローン【リ・バース60】が生まれた。
通常の住宅ローンでは、毎月、元金と利息を返済しなければならないが、【リ・バース60】では、債務者の存命中は、毎月の支払いは利息のみ、
元金は、債務者が亡くなったときに担保不動産を売却して返済するか、相続人が現金等で一括返済するかを選ぶことができる。


■新居への住み替え資金を用意したい

子どもが独立した後、夫妻2人で暮らしやすいコンパクトな家への転居を検討する場合、高齢になってから住宅ローンを借りるのは難しい。しかし今後の生活のために預貯金も一部残しておきたい。
→【リ・バース60】なら、一定の頭金は必要だが、高齢の夫婦でも住み替え資金を借りることができ、毎月の返済負担も小さく済む。


■シニア向け分譲マンションを購入したい

これから歳を重ねるにあたって1人暮らしは不安だと感じる。あるいは今の住まいのメンテナンスに手がかかり、今後、自分が病気になったときの対処も考えておきたい。
→【リ・バース60】なら、看護師の常駐や健康管理のための施設が備え付けられているなど、快適な老後を想定したシニア向けの分譲マンションへの住み替えにも利用できる。


融資限度額は担保評価額の50〜60%となっている。そのため、住宅の建設・購入資金の借り入れの場合は物件価格の50%程度の頭金が必要になる。

2020年度の申請戸数は対前年の118%増、さらに2021年の1月〜3月の申請戸数は対前年同期比135.6%増という【リ・バース60】。
取扱金融機関も70を超え、今後ますます注目される住宅ローンと言えるだろう。

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2021年7月8日 07:00
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