宮古島市は7日、市役所1階ロビーで新型コロナワクチンの集団接種を行った。
7月17日に1回目を受けた人の2回目、300人の1回目に加え、先着順で100人の1回目接種を当日受け付けた。

接種を行った宮古地区医師会の竹井太会長は、デルタ株への置き換わりでコロナの危険性が増しているとして、ワクチンの接種を呼び掛けた。

竹井会長は「これまでは自己免疫とマスクで自分を守ってきたが、ウイルスが強くなって太刀打ちできなくなっている。
ワクチンという防波堤で防がなくてはならない。変異でウイルスが強くなっていくというのは当初から予想されていたこと。
多くの人にワクチンを打ってほしい」と話した。

若年層の接種が進まないことが懸念されていたが、県内の爆発的感染により危機感が高まり、接種を受ける人が増えつつあるという。

感染拡大の要因となっているデルタ株は、感染力が強いだけでなく若年層でも重症化のリスクが高い。
県によると、15歳以下の子どもにも有症状化、重症化の兆しが見られ、デルタ株の影響が懸念されている。
県全体で中等症の入院が3人、重症での搬送が1例あるという。

この日の会場には中高生の子どもを連れた親子連れが多く見られた。
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