4月に感染した40代女性。4カ月経った今も後遺症に悩まされていました。

40代女性:「日頃、髪の毛が落ちているのが気になって、手でこうやってやっただけでも『え?』。ドクドクドクという感じで心臓の動悸(どうき)が気になる日がある。喉が詰まる、胸が詰まるような」


実際に人生を大きく狂わされた女子大生がいました。

10代大学生:「体力的にはバイトは座ってできるのでいいけど、それだけでも、このだるさなので、通学は厳しいんじゃないかと」

埼玉県に住む10代の女子大生。驚いたのは感染した時期です。

10代大学生:「11月末に39.4度の熱とせきと喉の痛みと頭痛と嗅覚障害が出ました。嗅覚障害が一番つらい」

実に8カ月以上、倦怠感が続き、嗅覚も戻らず、3つの病院を受診しています。

10代大学生:「工場の排ガスの中で、ずっとごはんを食べている感じ。今は基本的に和食、そば、お刺し身とか食べている」


感染当時、大人数での飲食などには参加せず、感染経路は分かっていません。去年9日ほど入院し、その後も倦怠感が続き、春に大学を休学。いまだに復帰できていません。

去年11月に感染した10代大学生:「周りが楽しそうに大学生活送って遊んでいるのを見ると、すごい複雑…つらいです。コロナかかっただけなのに、人生が壊れてしまって、すごくつらい」

「若いから大丈夫だろう」。そう考える同世代に訴えたいと今回、取材に応じてくれました。

10代大学生:「私の後遺症の症状知っている友達も皆遊びに出歩いていて、大人数での飲食の場に行っているのを見ると、憤りを感じる。
自分は大丈夫と思っているかもしれないが、誰にでも私みたいにつらい思いをする可能性があるのは、分かってほしい」 


2021/08/10 17:49
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000225106.html