2021年8月13日 20時16分

主に外国人旅行者向けの免税店を展開しているラオックスは、全国に13ある店舗のうち7店舗を閉店すると発表しました。新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要の回復が見込めないためだとしています。
ラオックスが閉店するのは、全国13の店舗のうち、東京の3店舗と関西の4店舗の合わせて7店舗です。

どの店舗を閉店するのかや閉店の時期などについて会社は明らかにしていません。

閉店の理由は、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの国から日本への入国制限が続き、インバウンド需要の回復が見込めないうえに感染収束の見通しもたたないためだとしています。

会社では店舗の閉鎖に伴って7億円の特別損失を計上しました。

ラオックスは、全国各地に免税店をオープンさせ、外国人旅行者の需要を取り込み業績を拡大してきましたが、新型コロナの影響を受けて、去年7月に24店舗のうち半数の閉店を発表していました。

今回の発表で残るのは6店舗と大幅に減少することになります。

会社では、若い世代に人気の韓国の化粧品や雑貨などアジアの製品を扱う店舗を新たに大阪や京都にオープンさせていて、国内の顧客を取り込む戦略に転換していくとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210813/amp/k10013200511000.html