好意を持つ女性に付きまとったなどとして、富山県警は20日、50代の男性警視をストーカー規制法違反の疑いで書類送検し、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。警視は同日付で依願退職した。

送検容疑は5月下旬〜7月上旬、好意を抱いていた女性に商業施設内でインターネット交流サイト(SNS)のアカウントの交換を求めたり、話し掛けたりするなど、複数回にわたって付きまとい行為をした疑い。

県警監察官室によると、女性から県警に相談があり、発覚した。捜査の過程で、別の女性との不適切交際も判明。2016年〜21年5月には個人的な興味で知人男女ら9人の個人情報を照会していたという。

島田久幸首席監察官は「誠に遺憾。職員に対する指導を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

2021年08月20日18時30分
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