>>87の続き

それでは現在問題となっているチベットや新疆ウイグル問題と絡めて話を進めよう。
ついでに台湾も。
もし「中華民国は清朝の後継国家ではない」と分かった時、ウィキペディアの「台湾の歴史」を読んでみてくれ。

「あれれ?明の反清勢力がオランダ人を追い出して一時的に台湾を反清拠点にしただけじゃないか!
こりゃあ中国が台湾の領有権を主張するのは無理がある」となる。

取りあえず「満州国建国の正当性」

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オランダがインドネシアを300年以上支配していたのはご存知の方も多いと思います。
さて、オランダによるインドネシア統治が終わる時に
「今まで支配していたのだから、今度は逆にインドネシアがオランダを支配するべきだ」
という人はいるでしょうか?
それはイギリスのビルマやインド、フランスのベトナムなどにも言えますが、
「今度は逆に支配されるべきだ」と感情的になって言ったとしても、本気で言う人はいないでしょう。

しかしもしも両者が話し合ってそのように決まったならば、
つまりインドネシアによるオランダ統治が決まったならば、どこの国も異議を唱えないでしょう。
両国は協定を結び、インドネシアによるオランダ統治が始まった(とします)
しかしここでインドネシアが協定を破棄した事により、オランダが前のように独立するとなったら?
誰もオランダを責めたりする人はいないでしょう。

では満州国について・・・