2021/9/26 17:53
蕎麦谷 里志

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年度の後半が始まる10月からは、国などの制度変更や商品の価格改定が相次ぐ。特にたばこ税の増税や原材料価格の高騰などで、幅広い商品で値上げが予定されており、多くの人の財布を直撃しそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い19都道府県に発令中の緊急事態宣言は今月末をもって解除されそうで、自粛の反動によるリベンジ消費≠ヨの期待も高まるが、相次ぐ値上げが消費意欲を下押しする可能性もある。

愛煙家を悩ますのがたばこ税の増税だ。紙巻きたばこが1本当たり約1円の増税となるほか、火を使わない加熱式も算定方法の変更で増税。これまで税率が低かった葉巻たばこの一種「リトルシガー」も紙巻と同水準まで引き上げられる。

これに伴い、各社は一部を除き商品値上げを発表。日本たばこ産業(JT)は紙巻きたばこを1箱10〜40円、葉巻たばこは70〜130円、加熱式は30円引き上げる。米フィリップモリスと英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の日本法人も国内で販売するたばこについて10〜100円の値上げを実施する。

天候不順などに伴う原材料費の高騰を背景に、加工食品の値上げも相次ぐ。雪印メグミルクは家庭用マーガリンなど14品目を1・9〜12・2%値上げし、明治も9品目の価格を4・3〜12・8%引き上げる。国が輸入した小麦を製粉会社などに売り渡す価格も10月から19%引き上げられることになっており、年末年始にかけて製品価格にも反映される見通しだ。

     ===== 後略 =====
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