海保長官「大和堆の日本漁船 安全確保第一に」北朝鮮への対応

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211020/1030018667.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

石川県の能登半島沖の「大和堆」と呼ばれる漁場で、北朝鮮当局の船が
携帯型の対空ミサイルを装備しているのが確認されたことについて、海上保安庁の奥島高弘長官は
「日本漁船の安全確保を第一に対応していく」と述べました。

能登半島沖にある国内有数の漁場「大和堆」では、ことし6月末、北朝鮮当局の船1隻が
携帯型の対空ミサイルを装備しているのを海上保安庁が確認しました。
このミサイルは、旧ソビエトが開発した「SA‐16」と同じタイプで、
射程は4.5キロに及ぶとみられます。

これについて、海上保安庁の奥島高弘長官は20日の記者会見で、
「ことし6月下旬、大和堆西方のわが国の排他的経済水域内で、
武器らしきものを保有している船舶を確認した」と述べました。
詳細については、海上保安庁の情報収集や分析の能力を明らかにするおそれがあるとして公表しませんでした。

そのうえで、「日本漁船が大和堆周辺で操業する際には、巡視船を漁船の周囲に配備し、
北朝鮮当局の船などの動静についても監視をしている。
仮にわが国の船舶に危害を及ぼすような場合には、国際法上、許される範囲で
その行為を排除することを否定されているものではなく、
日本漁船の安全確保を第一に対応していく」と述べました。

10/20 17:00