AIが予測 オミクロン株拡大で東京感染者数1日3000人超のおそれ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211217/k10013392081000.html

2021年12月17日 18時11分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211217/K10013392081_2112171650_2112171651_01_03.jpg

新型コロナウイルスの東京都内の今後の感染状況を名古屋工業大学のグループがAI=人工知能を使って予測したところ、仮に変異ウイルスのオミクロン株の感染拡大と年末年始が重なるなどした場合、来月末には1日当たりの感染者数が3000人を超えるおそれがあるという計算結果となりました。専門家は「いま感染者数が少ないからと油断せず、対策を続けることが大切だ」と話しています。

予測を行ったのは名古屋工業大学の平田晃正教授のグループです。

グループでは人流のデータや過去の感染状況、それに現時点で報告されているオミクロン株の感染力やワクチンの効果に対する影響などのデータをAIに入力し、今後の東京都内での新型コロナウイルスの感染の広がりを予測しました。

その結果、仮にオミクロン株で感染経路の分からないいわゆる「市中感染」が16日に始まったとした場合は、東京都内の1日の感染者数は来年1月末には3000人を超え、2月中旬にはおよそ3700人という計算結果になったということです。

一方、オミクロン株の「市中感染」が1か月後の来月16日に始まると仮定した場合は、2月下旬に2000人を超えるものの、その後は最大でも1日2200人余りという結果でした。

グループによりますと、オミクロン株の感染拡大と人の移動や飲み会などが増える年末年始の時期が重なると、その後の感染が大きくなるおそれがあるということです。

平田教授は「いまは検疫をかなり厳しくしているが、オミクロン株が入ってくるのを完全に防ぐのは難しいと考えられる。いま感染者数が少ないからと油断せず、対策を続けることが大切だ」と話しています。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。