引退する「消防車」 誰でも参加の一般入札で売却へ 佐賀市

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20211222/5080010640.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

「使われなくなった消防車 広く売ります」
佐賀市は、古くなって引退する「消防車」や「消防ポンプ」を欲しいという人の需要に応えようと、
初めて、誰でも参加できる一般競争入札で売却することになりました。

一般競争入札で売却されることになったのは、佐賀市が所有する
「消防積載車」と「消防ポンプ」、それぞれ2台ずつです。
市によりますと4台は、佐賀市消防団で20年以上、火事の消火活動などの際に使われてきましたが、
更新に伴って引退することになりました。

これまでは処分していましたが、ほかの自治体の例で「消防車が欲しい」という需要があったことから、
初めて誰でも参加できる一般競争入札で売却することを決めました。

ただ、消防車は緊急車両としては使えないよう、赤色灯やサイレンは取り外されるということです。

市の担当者は、使いみちについて「何とも言えない」としながらも、広い敷地内での人や物資の運搬、
グラウンドでの水まきなどに活用できるのではないかとしています。

入札参加の受け付けは、年明け1月11日からですが、実物を確認したい場合は、
1月7日までに申し込む必要があります。
入札を所管する、佐賀市危機管理防災課の古川達哉消防係長は
「入札をきっかけに、消防団の活動に関心を持っていただけたらと思います」と話していました。

佐賀市では、ことし2月、古くなった信号機を一般競争入札で売却し、
父親と参加した小学生に落札されたことが話題になっていて、
今回の入札では、消防車にどんな需要が集まるか注目されます。

12/22 11:30