忽那氏はまず、ワクチン接種について「まだ受けていない方がいれば、ぜひ検討してほしい。
オミクロン株に感染しても重症化することを防ぐことができる」と話す。

3回目接種(ブースター接種)についても「感染そのものを防ぐ効果を高めることができる」という。

その上で強調するのが、基本的な感染対策の徹底だ。

忽那氏によると、新型コロナの感染経路は@ウイルスが付着した手で目や鼻の粘膜に触れる「接触感染」
A会話などで出る飛沫(ひまつ)を浴びる「飛沫感染」B換気の悪い屋内で広がる「エアロゾル感染」。
「基本的にはこの三つの感染経路を意識した感染対策が重要だ」という。

飛沫感染の防止に最も有効なのはマスクの着用。飛沫を飛ばさないと同時に、飛沫を浴びないためにも有効だとする研究結果があるという。

「お互いがマスクをつけ、近距離で会話をする時間をなるべく作らないことが、この先も大事だ」と話す。

加えて、エアロゾル感染を防ぐための換気の徹底と、接触感染を防ぐための手洗いや手指の消毒も重要だと指摘する。
https://www.asahi.com/articles/ASPDS6DN2PDSPTIL011.html