新型コロナ関連の統計などをリアルタイムで提示するサイト・ワールドメーターズが、
アメリカ国内でのコロナ感染者数が累計で5500万人を突破したことを明らかにしました。

ワールドメーターズは1日土曜未明、アメリカでのコロナ感染者数が累計で5560万9910人に達し、
このうち84万6902人が死亡したことを明らかにしています。

また、CNNが 米ジョンズ・ホプキンス大学の発表として報じたところによりますと、
米国は先月30日、新型コロナウイルス感染症の1日当たりの新規症例数が7日間平均で35万5990件と、前日に続いて過去最高を更新しました。

中でも熟考すべきは、アメリカでは幼児や青少年の間でコロナウイルスが広まっていることです。
アメリカではコロナ危機発生以来、コロナウイルスと診断されて病院に搬送された18歳未満の感染者の数は、最悪のレベルに達しています。

米国各地では感染の新たな急拡大に見舞われており、症例数および入院者数がかつてない数字に達するとともに、
再び日常生活に変化を強いており、専門家らは転換点を迎えるのは数週間先になる可能性があると警鐘を鳴らしています。

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長はCNBCテレビに対し、
「我が国の大きさと、ワクチンの接種と未接種の状況が混在することを考慮すると、(同感染症の症例数のピークは)数週間以上先、
おそらく1月の終わりまでに迎える可能性が高い」と語りました。

またCDC米疾病対策センターによりますと、米国でのワクチンの接種完了率はおおよそ62%で、
接種完了した成人のうち追加接種をした人は33%に過ぎないということです。

最も感染しやすい変異株とされるオミクロン株は、世界各地で急速にまん延しており、欧州の複数の国々で史上最多の症例数が報告されています。

これに関して、米国では複数の州で症例数と入院者数が過去最高となり、一部の州知事らが州兵を招集する事態に至っています。

ニューヨーク州知事室の発表によりますと、同州では先月30日、新規症例数が7万6500件超となり、1日当たりの記録を更新したほか、
入院者数は前日から8%増加して約8000人に達し、入院者数は先月27日以降、約20%増加しているということです。

米国は現在、コロナ感染者数とそれによる死亡者数の両方の点で世界最多となっています。
https://parstoday.com/ja/news/world-i90838