果物の栽培が盛んな増毛町で、サクランボの木の余分な枝を切り落とすせんてい作業が始まりました。ことしは作業に大雪の影響が出ているということです。

サクランボは、木の余分な枝を切り落とすことで日当たりがよくなり、実に栄養が行き渡るようになります。
増毛町の山口果樹園では、このせんてい作業が急ピッチで行われていて、9日は「佐藤錦」という品種の木でハサミやのこぎりを使って枝を切り落としました。
果樹園によりますと、ことしは枝まで手が届くほど雪が多く積もっていて、例年のようにはしごを使わなくても作業ができるということです。
その一方で、枝に積もっている雪を丁寧に落としながら作業する必要があるほか、雪の中に埋まったままの枝も少なくないということです。
果樹園の山口亮代表は「大雪の影響で作業は思うように進んでいませんが、おいしい果物を作り続けることは毎年変わらないので頑張って作業を進めていきます」と話していました。
この果樹園ではサクランボの木は400本ほど植えられていて、雪の状況をみながら来月末ごろまでせんてい作業が続けられるということです。

ソース NHK
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220209/7000043223.html