02月21日 11時44分

【北斗市では】
21日朝、北斗市の函館江差自動車道で車10台以上が絡む事故が起き、1人が死亡しました。
当時、現場付近は吹雪で視界が悪い状態だったということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
21日午前7時すぎ、北斗市の函館江差自動車道の北斗追分インターチェンジと北斗中央インターチェンジの間の函館方面に向かう車線で、車10台以上が絡む事故が起きました。
この事故で5人が足や胸の痛みを訴えて病院に搬送され、警察によりますと1人が死亡しました。
消防によりますと、この事故で5人が足や胸の痛みを訴えて病院に搬送されたということです。
警察によりますと、当時、現場付近は吹雪で視界が悪い状態だったということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
事故のあと、現場周辺は渋滞になり多くの車が一時動けなくなったということですが、警察が近くのインターチェンジから一般道に誘導しているということです。
函館江差自動車道は、事故処理のため北斗茂辺地インターチェンジと北斗追分インターチェンジの間の上下線で通行止めとなっています。
この事故の影響で北斗中央インターチェンジ付近で渋滞に巻き込まれた40代の男性が21日午前8時ごろ車の中から撮影した映像には、いわゆる「ホワイトアウト」で視界がきかなくなっている状況が写っています。
映像では地吹雪の中、多くの車が道路上で停車し、事故の現場に向かっているとみられる消防車が渋滞のため、なかなか前に進むことができない様子も確認できます。
動画を撮影した男性は「この日は早朝から除雪作業の仕事をしていて、次の除雪現場に向かおうと午前7時半ごろに北斗中央インターチェンジから函館江差自動車道に入ったところ、100メートルも進まないうちに渋滞に巻き込まれた。ホワイトアウトで10メートル先も見えず、車が動かない状況が3時間も続いている」と話していました。

【当別町では】
21日朝、当別町の石狩川にかかる橋でタンクローリーなど車7台が絡む事故があり、2人が軽いけがをしました。
当時、現場は吹雪で見通しのきかないいわゆる「ホワイトアウト」の状態だったと見られるということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
21日午前5時ごろ、当別町の石狩川にかかる国道337号線の札幌大橋で、灯油を積んだタンクローリーとトラック2台、それに乗用車4台のあわせて7台が絡む追突事故がありました。
警察によりますと、この事故で30代の男性と50代の男性のあわせて2人が胸などの痛みを訴えて病院に搬送され、いずれも軽いけがだということです。
警察によりますと、当時、現場周辺では吹雪で視界が悪いという情報が相次いでいて、いわゆる「ホワイトアウト」の状態だったと見られるということです。
警察は事故の詳しい状況を調べるとともに付近を通行する際には十分注意するよう呼びかけています。

【室蘭市では】
21日朝、室蘭市の国道で、乗用車などおよそ10台が絡む事故があり、1人が病院で手当てを受けています。
当時、室蘭市には暴風警報が出されていて、警察は、当時の路面状況などを含め事故の原因を調べています。
21日午前8時前、室蘭市本輪西1丁目の国道37号線で、乗用車とワゴン車が正面衝突しました。
警察によりますと、この事故に絡んで現場周辺では、道路脇のガードレールに衝突した車や、道路をはみ出して止まっている車があわせて10台程度確認されているということです。
警察によりますと、この事故で乗用車を運転していた60代の女性が軽いけがをして、病院で手当てを受けているということです。
当時、室蘭市には暴風警報が出されていて、午前7時半すぎには26.5メートルの最大瞬間風速を観測していました。
警察は、当時の天候や路面の状況などを含め事故の原因を詳しく調べています。

【新冠町では】
21日午前、日高の新冠町の国道で乗用車など車4台が絡む事故があり、3人が病院で手当てを受けています。
当時、日高地方には暴風警報が出されていて、警察が詳しい状況や事故の原因を調べています。
21日午前7時半ごろ、新冠町の国道235号線で、乗用車やタンクローリーなどあわせて車4台が絡む事故がありました。
警察によりますとこの事故で、車に乗っていた3人が病院に運ばれ、手当てを受けているということです。
日高地方には事故当時、暴風警報が出されていて、警察によりますと、事故の通報者の1人は「ホワイトアウトの状態で事故が起きた」と連絡してきたということです。
警察は、当時の詳しい状況や事故の原因を調べています。

ソース https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220221/7000043638.html