日野自動車がエンジンや燃費に関する、不正なデータを国に提出していた問題に関連し、トヨタ自動車は日野が製造したエンジンを搭載している小型バスおよそ3000台で、燃費性能がカタログなどに記載された数値を満たしていなかったと発表しました。
日野自動車は4日、社長などが記者会見を開き、エンジンの排出ガスや燃費を評価する試験について正しい手順で行わず、不正なデータを国に提出して、生産に必要な「型式認証」を取得していたことを明らかにしました。

これに関連してトヨタは、日野が製造したエンジンを搭載している小型バス「コースター」で、燃費性能がカタログなどに記載された数値を満たしていない事例が確認されたと発表しました。

2019年7月からことし1月にかけて、岐阜車体工業が生産したおよそ3000台で、走行機能への影響はなく安全性に問題はないとしています。

トヨタは「対象となるお客様には大変ご迷惑、ご心配をおかけすることになりおわび申し上げます。日野自動車と協議のうえ、適切な対応を行います」とコメントしています。

2022年3月4日 20時58分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220304/amp/k10013514881000.html