※NHK 香川県のニュース

全国初 JR四国と徳島県内のバス会社が運賃の一体運用
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20220318/8030012496.html

03月18日 17時38分

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地域の公共交通のネットワークを維持しようと、JR四国と徳島県内最大のバス会社が国に申請していた徳島県内の一部区間で運賃を一体的に運用する計画が認可され、来月1日から運賃の一体運用が始まることになりました。

これは、JR四国と徳島バスが地域の公共交通の利便性を高めようと計画を申請していたもので18日、国土交通省に認可されました。

計画では、徳島県内を走る牟岐線の阿南駅から浅川駅の間の両社の路線が並行する区間で、来月から運賃を一体的に運用します。

鉄道からバスに乗り継いだ場合には、双方で初乗り運賃を支払う必要がありましたが、JRの定期や切符があれば、バスを利用しても鉄道の料金が適用され、これまでよりも割安で利用できるようになります。

例えば、徳島駅から牟岐駅へ行く場合、途中の阿南駅でバスに乗り換えると、これまでは鉄道とバスの運賃合わせて1660円が必要でしたが、来月からはJRの運賃が適用され1470円で利用できます。

両社は、運賃を一体運用しても法律に触れないよう独占禁止法特例法に基づく共同経営計画の認可を申請していました。

鉄道とバスが業種を超えて運賃を一体運用するのは、全国でも初めてとなります。


※関連リンク(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000253.html

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_tk_000153.html

徳島県南部における共同経営計画