北海道・知床半島沖で、乗客・乗員あわせて26人が乗った観光船「KAZU I」が行方不明になった事故で、運航会社「知床遊覧船」の社長・桂田精一社長が、27日午後4時50分ごろから、事故後初となる記者会見を行っている。

会見は午後6時50分現在も続いていて、会見開始から2時間が経過した。

その中で、天気の悪化が予想された中でなぜ出港したのかについて何度も問われ、桂田社長は「天気図が常に当たるわけではない」と話した。

記者「注意報は把握していた?」

桂田社長「しておりました。午後からということと、午前中ウトロ漁港から先の方まで、しけていないし風もなかった」

記者「社長は天気図読めるか?」

桂田社長「天気図は読めます。自然現象なので、天気図が常に正確に当たるわけではないんですよ。ただ、細心の注意を持って運航しなきゃいけないというのは、ごもっともで」

記者「自然の驚異についてどう考えている?」

桂田社長「わたしも、ひいおじいさんを船で亡くしています」

記者「お客さまに楽しんでもらうことも大変重要だと思うんですけれども、身内を亡くしたのなら、危ないと思ったらやめようとならなかった?」

桂田社長「すみません、今回は残念ながら、そこは至らなかった点かと思っております」

https://www.fnn.jp/articles/-/353210