一戸建てに住んで「電気代が高くなった理由」ランキング…1位は「リビング階段」 後悔しないポイントを1級建築士が解説
6/25(土) 8:10配信

電気代の値上げが続く中、2022年夏季の電力需給は非常に厳しい見通しとのことから、政府による節電要請がされています。そこで、一戸建てに住む全国の男女1254人に電気代が高くなっている理由を聞いたところ、「リビング階段がある」「大きな窓がある」「吹き抜けがある」などの回答が寄せられたそうです。

(中略)

【3:窓が多い】
窓が多い、大きいという間取りは電気代が高くなる場合があります。それは、家の中で熱の出入りが一番多いのが窓だからです。窓は外気温の影響を一番受けやすいです。冬はなかなか暖まらなく、夏は冷えないのは、窓の断熱性が低いことが原因かもしれません。日本の住宅で多く採用されている「アルミサッシ+単板ガラス(1枚ガラス)」窓は、断熱性がかなり低いと考えて良いでしょう。

断熱性を高めるためには、遮熱と断熱のどちらにも効果を発揮するLow-E複層ガラスなどがオススメです。これは、夏は強い日差しによる室温の上昇を防ぎ、冬は温めた室内の熱を逃しません。また、アルミサッシは熱が逃げやすいので、樹脂を使用したものにすると効果は絶大です。樹脂の熱伝導率は、なんとアルミの約1000分の1~1400分の1とされています。大開口の掃き出し窓や寝室などに特にオススメします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a088981b0b1d470d53a8e3b078739c0cc5d1b639