毎日新聞が子ども向けに発行する毎日小学生新聞は、今回の参院選にあたり、候補者を擁立した9党を対象にアンケートを実施した。「あなたの政党をデザートにたとえるとしたら?」と質問すると、自民党は「パフェ」、立憲民主党は「どら焼き」などと回答した。

 公明党も、自民党と同じく「パフェ」と答えた。理由について、自民党は「さまざまな考えの議員が話し合い、政策にまとめる自民党の姿と重なる」と説明。公明党は「(自身の)強みは議員3000人で政策実現するチームワーク」と強調し、さまざまな具材がのるパフェと重ね合わせた。

 立憲は、どら焼きと答えた理由を「たくさんの案(あんこ)で安心を届けます」と説明した。党が掲げる「提案路線」を意識した形だ。日本維新の会は「バウムクーヘン」。年輪の模様に党勢をかけて「これから一年一年着実に成長していく」とした。

 共産党と社民党は「アイスクリーム」、国民民主党は「フルーツポンチ」とそれぞれ回答した。れいわ新選組は「スイーツバイキング」、NHK党は「わたガーシー」だった=表①②。

 アンケートでは、「物の値段が上がっているのに、お小遣いは上がりません。どうしたらいいですか」とも尋ねた。

 自民党は、物価の抑制に取り組むとしたうえで「日本の経済全体を成長させることで、働く人たちの給料を増やします」と回答。公明党も「働く人の給料が持続的に上がる仕組みを作ります」とした。

 立憲は、政府・日銀の金融政策に疑問を呈したうえで「お小遣いを上げてもらうのは難しいでしょうから、消費税の時限的引き下げなどで暮らしを守る」と指摘した。維新や共産、れいわも、物の値段を下げるために、消費税の減税などが必要と訴えた。

 国民民主は「給料が物価以上に上がるような経済」の実現を目指すとして、教育や科学技術の予算拡充を主張した。社民党は、子どもたちに「変えたいこと、どんどん主張していきましょう」と呼びかけ、NHK党は「能力を売り込んで出世払いを認めてもらう」などとアドバイスした。【長岡平助、小山由宇】

毎日新聞 2022/6/28 06:30
https://mainichi.jp/articles/20220624/k00/00m/010/249000c