投稿日: 2022年7月1日 TEXT: 藤田竜太 PHOTO: 発泡スチロール協会(JEPSA)






最大の特徴は軽量性

 クルマやタイヤも進化しているが、見えないところで道路の工法も進化している。

 そのひとつがEPS工法。

 EPS工法とは、大型の発泡スチロールブロックを盛土材料として積み重ねていく工法で、「発泡スチロール土木工法」とも呼ばれている。

 EPS工法の歴史は意外に古く、1972年にノルウェーで開発され、1985年から日本国内にも導入がはじまっている。

 その最大の特徴は、軽量性にある。

 発泡スチロールの密度は土砂やコンクリートの約100分の1しかないので、軟弱地盤上の盛土に最適。盛土荷重の大幅な軽減が可能で、軟弱地盤の沈下、支持力不足などの問題をクリアできる。

 またその軽さゆえ、大型建機不要で、人力施工すら可能とのこと。

 発泡スチロールなので、撥水性、耐水性が高く、ほとんど水の影響を受けないのも特徴。

https://www.webcartop.jp/2022/07/917382/