東京新聞2022年8月11日 22時03分 (共同通信)
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「日本最北の無人駅」として鉄道ファンに親しまれながら、利用者の低迷で廃止が検討されているJR宗谷線の抜海駅について、管理する北海道稚内市は11日、住民らへの説明会を開き、2023年度も存続させる方針を伝えた。市は6月、23年度以降は維持しないとの考えを表明したが、地元住民らの反発を受けて見直した。

24年度以降は未定で、住民との意見交換や代替交通手段の検討を続け、23年5月をめどに判断する見通し。抜海町内会の森寛泰会長は「来年度以降の存続に向け、引き続き駅の価値を市に訴えたい」と話した。

地元住民は最北端の木造駅舎廃止は観光への打撃になると訴えている。

利用者の低迷で廃止が検討されているJR宗谷線の抜海駅=7月、北海道稚内市(KYODONEWS)
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