独身の人(18~34歳)のうち「結婚したら子どもはもつべきだ」と考える女性は36・6%、男性は55・0%――。国立社会保障・人口問題研究所が9日発表した出生動向基本調査で、こんな実態が明らかになった。6年前の調査と比べ、女性は約30ポイント下がり、ほぼ半減。男性も20ポイント下がった。若年層の意識や価値観に急速な変化が起きており、政府の少子化対策にも影響するとの見方が専門家から出ている。

 調査は5年に1度、結婚や出産への意識を全国調査している。今回は新型コロナウイルスの影響で、1年遅い21年に実施した。

 希望する子どもの人数も低下した。独身の男女(18~34歳)のうち、結婚する気のある人に希望する子どもの人数を聞くと、女性は1982年の調査開始から初めて2人を割り込む1・79人(前回2・02人)。男性は1・82人(同1・91人)だった。

 一方、そもそも結婚を望まない人も増えた。

 独身の男女(18~34歳)で「一生結婚するつもりはない」と答えたのは、男性で17・3%(前回比5・3ポイント増)、女性は14・6%(同6・6ポイント増)だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/17da1372b6fac969c5af4f57f006f63789ae414c

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