令和の就活は「オヤカク」が常識?来年春に卒業する大学生などの就職活動が3月1日、本格的に始まりました。
最近は「オヤカクが重要」ということで、一体、何を指す言葉なのでしょうか。
 
 オンラインの説明会や面接が定着するなど、コロナ禍で、大きく様変わりした、就職活動。
 “アフターコロナ”に向けた動きが活発化する中、来年春に卒業予定の大学生などを対象とした“就活”が1日から
本格的にスタートしました。 
 新卒採用の会社説明会が、1日から解禁され、会場には、企業のブースがずらりと並んでいます。
 名古屋市港区の「ポートメッセなごや」で始まった『マイナビ就職EXPO』。
 合同の会社説明会としては、県内最大級で1日、2日の2日間で、約400社が参加します。
 「開始前から長蛇の列ができていたので、解禁日はこんなものなかと驚きが隠せません」(男子学生)
 「自分が知らない企業がいっぱいあったので幅が広がったような感じがしました」(女子学生)
 就職サービス大手の「マイナビ」が全国の企業を対象に行った調査では、約3割の企業が、新卒の採用を『増やす』と回答。
 コロナで落ち込んだ経済の回復を背景に、企業の採用意欲は高く、生が有利の“売り手市場”になりそうです。
 「ウェブのイベントとリアルイベントを実施しているが、企業も直接学生に会いたいということで、今年はリアルな
イベントを希望される企業が増えている。2024年卒も今まで以上に人材獲得競争はかなり激しくなると予測されます」
(マイナビ 就職情報事業本部 福田圭人さん)
 
●オヤカク=内定を了承したか“親”に“確”認
 就活をめぐる“こんなワード”が注目を集めています。
 「オヤカク」
 「親や保護者が内定を承諾しているか、企業が学生に確認することを指します」(マイナビ 福田さん)
 「オヤカク」とは、企業が内定を出した学生に対して「親の了承を得ているか」と尋ねたり、親に直接連絡して
内定への同意を確認することです。
 内定をもらった子どもを持つ保護者などへのアンケートでは、約半数が「オヤカクを受けた」という結果になりました。
 ちなみに、子どもが全国転勤のある会社に就職を希望したら『反対する』と答えた保護者が、約3割に上ったそうです。
 「オヤカクは、企業が学生の内定辞退を防ぐために取り組んでいると考えています。企業も安心して入社していただくために
保護者への確認といった作業を意識して取り組んでいると考えています」(マイナビ 福田さん)
 学生が有利となる売り手市場が続くなか、保護者の理解も得て、内定辞退を防ぎたい。「オヤカク」には、企業のそんな思惑もあるようです。
 また、子どもが入社する企業に対し、保護者が何を望んでいるのか、もっとも多かった回答は、『経営が安定している』でした。

つづきはそーすで
メ~テレ 2023年3月1日 20:44
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