4/25(火) 23:15配信 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad641613a3068607033142d1d67cc10efbb3b17e
ロシアによるウクライナ侵略で、ロシアは最新鋭主力戦車「アルマタ」を作戦地域に投入した。情報筋の話として国営ロシア通信が25日伝えた。現時点で最前線での戦闘には参加せず、ウクライナ軍の拠点に対する砲撃などを行っているという。アルマタの実戦投入は初とみられる。

アルマタはミサイルを発射できる主砲や最新鋭の装甲を装備。露軍は技術が漏洩(ろうえい)する恐れなどから、これまでアルマタを実戦投入してこなかったとされる。だが、ウクライナ軍が米欧諸国から供与された主力戦車を実戦投入することを見越し、米欧製戦車に対抗できるとされるアルマタを投入した可能性がある。

露メディアによると、アルマタは2015年5年の軍事パレードで初公開され、その後も性能試験が続けられていた。ロシアが軍事介入したシリア内戦でも試験が行われた。露国防省高官は21年11月、同年末までにアルマタ20両が軍に引き渡されると表明。現時点までの生産数は数十両規模だとされている。