早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、共産党が苦境を脱せずにいる。党勢回復の起爆剤として期待する野党共闘の再構築は見通せず、財政基盤を支えてきた機関紙の部数減少にも直面する。通常国会の前半に火を噴いた党員除名問題も尾を引いている。

「なかなか難しい状況にあるが、再構築する選挙にしていきたい」。志位和夫委員長は１２日、東京都内の日本外国特派員協会で質問に応じ、野党共闘についてこう述べた。

共産は令和元年参院選や３年衆院選で他の野党と候補者調整を行ったが、立憲民主党の泉健太代表は次期衆院選での選挙協力を否定する。共産は１２日、新たに選挙区で３０人を擁立すると発表。共産関係者は「候補者調整をしないということは、自由に擁立してもいいということだ」と野党第一党を牽制しつつ、視界不良の野党共闘に「こんな事は初めてだ」と語った。


機関紙『しんぶん赤旗』は「発行の危機」（小池晃書記局長）を迎えている。少子高齢化の影響もあり、昭和５５年の３５５万部をピークに近年は１００万部を割った。

※続きは以下ソースをご確認下さい

2023/6/12 19:40
産経新聞

https://www.sankei.com/article/20230612-7YLGXAKLA5NLHMW7L6PDIIRNCU/?utm_medium=app&utm_source=smartnews&utm_campaign=ios