５月の有効求人倍率１・３１倍　２カ月ぶり低下、物価高響く
2023/6/30 09:17　産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230630-DARUKOPPTRPBDHF2FPAHZZZ6BY/


厚生労働省が３０日発表した５月の有効求人倍率（季節調整値）は、前月を０・０１ポイント下回る１・３１倍で、２カ月ぶりに低下した。旅行や外食の需要回復で宿泊・飲食サービス業の求人数が伸びる一方、物価高や光熱費の高騰が響き、製造業や建設業で求人を控える動きが続いている。

総務省が同日公表した完全失業率（季節調整値）は、前月と同じ２・６％だった。

５月の新規求人数を主要産業別で見ると、製造業が前年同月比５・４％減、建設業が０・８％減だった。厚労省担当者は「人手不足ではあるが、原材料費などに加えて賃上げによる人件費増加も収益を圧迫し、思うように求人を出せない」といった現場の声があるとしている。


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