東京・新橋のビル火災で、カフェバーの店長が「タバコに火を付けようとした瞬間に爆発した」と話していることがわかりました。けがをした4人のうち、店長と店員の2人が顔面をやけどしましたが、意識はあるということです。

 午後3時20分ごろ、港区新橋のビルの2階から火が出ました。警視庁などによりますと、直前には「爆発音があった」と通報があり、現場周辺には吹き飛んだとみられるガラスなどの破片が散乱しました。

 現場はカフェバーで、店は客がおらず開店準備中でした。8階建てのビルの2階20平方メートルが焼けましたが、ほぼ消し止められました。

 この火事で50代の男性店長と女性店員、それに通行人の50代と70代の男性のあわせて4人がけがをして病院に搬送されました。このうち、男性店長と女性店員の2人が顔面をやけどしましたが意識はあるということです。

 警視庁によりますと、現場のカフェバーのガス濃度が通常よりも高く、ガス漏れがあった可能性があるということです。

 また、男性店長は警視庁に対し「ガス臭いと思いながらも喫煙室でタバコを吸おうとライターに火をつけた瞬間に爆発した」などと話しているということです。

 警視庁などが出火原因を詳しく調べています。(ANNニュース)

https://news.yahoo.co.jp/articles/66367c091abc8563fcd9af9f9158dd48ee8a3bb4