J-CASTニュース 7/19(水) 13:42

カートの持ち出しを求めたが…
 「買い物カートを団地内のどこでも持って行っていいようにしてほしい」。こんな「お客様の声」があったとして、東京都内の総合スーパーのある店舗が掲示で紹介していたと、ツイッターに写真が投稿された。

 この掲示では、カートは店内用で、危険なので持ち出しは遠慮してほしいとの店の回答も添えられていた。インターネット上では、客の要望に呆れる声が相次いでいる。スーパーを経営する西友に話を聞いた。

■「自分で返すのは大変なので回収してください」とも

 この客の声は、2023年6月6日に受け付けたと、掲示で紹介されていた。

 買い物カートについて、「団地の敷地内、どこでも持って行っていいようにして欲しい」として、次のように自らの意見を寄せた。

「係の人が回って回収すれば良い事だ。住民が便利なようにしなくては良くないと思うので、自由に持って行っていいようにしてほしい。自分で返すのは大変なので回収してください」

 これに対し、店の担当者が同月10日に答えた文面が載せられていた。そこでは、店の利用に感謝したうえで、この客にこう回答していた。

「買い物カートに関しては、あくまでも当店の敷地内でのお買い物用として設置させて頂いております。また、買い物カートは路上を移動させるための設計となっておらず、転倒等、危険なことが予想できますので、持ち出しは御遠慮下さい。何卒、ご理解、ご了承頂きますようお願い申し上げます」

 この掲示の写真は、ツイッターに2023年7月12日に投稿され、4万6000件以上のいいねが押されている。 リプライには、客の声に呆れる声が多いようだ。

お客様の声について、このスーパーを運営する西友の広報担当者は7月19日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように趣旨を説明した。

「ご要望に対して店舗のルールとお客様の安全面から回答」
「『お客様の声』は、お客様からのご意見やご要望を直接お聞きするコミュニケーションツールして、長年、全店で実施しております。弊社はそのお声を参考にさせていただきながら、より良いお買い物の場の提供を目指しております」

 写真が投稿されたスーパー掲示については、次のように答えた。

「今回につきましては、ご要望に対して店舗のルールとお客様の安全面から回答させていただきました。今後も引き続きお客様の声に真摯に向き合ってまいります」

 写真の投稿者などからは、団地内では、カートの持ち出しが多く、中には壊されたり遊んで放置されたりしているものも見たといった目撃情報もあったが、こうしたマナーが悪い客が一部にいるかについては、広報担当者から回答は得られなかった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)
https://www.j-cast.com/2023/07/19465446.html
https://i.imgur.com/eR9XG8p.jpg

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