大人んサ~ 7/27(木) 8:11

鹿児島の発祥、フルーツたくさんのかき氷
大手コンビニ各社もPB商品を展開する人気アイス「白くま」
 夏といえばアイス、アイスの定番商品の一つとして「白くま」を挙げる人は少なくないのではないでしょうか。

『えっ!? 今とはぜんぜん違う1986年の「白熊アイス」』

「白くま」は鹿児島県で誕生し、鹿児島県の公式サイトでは「愛されてきた郷土の味」として、「かき氷に練乳をかけ、バナナ、メロン、スイカ、サクランボといった果物や甘納豆などを飾り付けて食べる」ものと紹介されています。

 人気を裏付けるように大手コンビニ各社もプライベートブランド(PB)の「白くま」を発売しており、それらの多くは製造元が、1933(昭和8)年創業の老舗「丸永製菓」(福岡県久留米市)になっています。

 同社の「白くま」シリーズは、1972(昭和47)年に発売され半世紀を過ぎたロングセラー商品。さらに、過去20年間で総売上が3倍近くにまで伸長したと言います。人気の理由を、同社常務取締役の永渕寛司さんに聞きました。

大手コンビニ各社もPB商品を展開する人気アイス「白くま」
Q.丸永製菓が初めて発売した「白くま」は、何年のどのような商品ですか。

永渕さん「1972年に初めて発売したのは『白熊』という漢字の商品名の、練乳シロップを混ぜたカキ氷のカップアイスでした。今でもその後継品は販売していて、同じく『白熊』という商品名で販売しています。発売当初の画像はありませんが1986年の画像が今も残っています」

Q.丸永製菓では現在、何種類の「白くま」商品を製造しているのですか。

永渕さん「カップ商品は『白熊』『白くまパフェバニラいちごソース』『白くまデザート(3フレーバー)』などの計9種類。バー商品は『白くまバー』『白くまバー(6本入り)』『白くまトロピカル(6本入り、春夏限定)』などの計4種類です。発売当時から続いているものも、途中で発売した商品もあります」

Q.「白くま」シリーズの売り上げは、近年どのように推移していますか。

永渕さん「年間売上は公表していませんが、調べられる範囲では、2003(平成15)年の『白くま』シリーズの総売上と比較して、昨年2022年のシリーズ総売上は2.9倍強にまで伸長しています。数年間停滞したり、前年割れしたりした年もありますが、大まかな傾向では過去20年間、伸び調子だと言えます」

Q.20年間で3倍近くまで売り上げが伸びた理由は何だったと考えますか。

永渕さん「当社が白くまシリーズを全国展開し始めたのが、今からおよそ30年前です。その間徐々に知名度や販路が広がり、またメディアに取り上げられる機会も増えたことで、売り上げを伸ばしてきました。

 また先述の通り、新商品を適宜発売していて、定番商品に育った商品もあります。それらもシリーズの売り上げ拡大に貢献しています。例えば、2016年に新発売した『白くまデザート』という3フレーバーの商品は、リニューアルを重ねながら順調に売り上げを伸ばしていて、今ではシリーズの中でも上位に入る商品に成長しました」

消費者のニーズに合わせて変化
消費者のニーズに合わせて変化してきた「白くま」
Q.「白くま」の人気の理由は、何だと分析していますか。

永渕さん「発売した1972年当時は『冷たくて甘い、おいしい』と評価されていましたが、現代のニーズは多様化しており、『見た目が華やか、最後まで飽きない』、『食感が良く口どけの良い』といった商品が好評を得ています。

※全文・詳細はリンク先で
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/9938395653d67041f5dd8a725d07941b90bc420a&preview=auto