SNSで知り合った女子中学生の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助罪などに問われたさいたま市緑区、無職の男(29)に対し、横浜地裁は29日、懲役5年6月(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。

 起訴状によると、男は昨年9月、自殺願望のある横浜市の女子中学生が18歳未満と知りながら、わいせつ目的で自宅に連れ込んだ後、相模原市の相模湖近くの橋に車で連れ出し、欄干で足を支えて自殺を手助けしたとされる。別の生徒を自宅に誘い出したとして、未成年者誘拐罪にも問われていた。

 丹羽敏彦裁判長は「被害者の未熟さにつけ込んだ卑劣な犯行」と指摘した。

読売新聞オンライン
2023/08/29 14:38
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230829-OYT1T50146/