9/21(木) 17:08
山陰放送

島根県松江市の道の駅に設置された授乳室をめぐって、議論が起こっています。授乳室自体が増えることは、親にとってはとてもありがたいことですが、その授乳室は段ボール製で、「こわい」などと厳しい批判も上がっています。


議論の対象となっているのが、松江市の道の駅「秋鹿なぎさ公園」に設置された段ボール製の授乳室です。

昌子秀 記者
「こちらの授乳室、入口はカーテンだけのつくりになっていて、中に入ると、天井は開いています」

入り口に鍵をかけることができず、上から覗けるのではないかという構造から、この段ボール授乳室に厳しい意見が上がっています。

SNSへの投稿
「こわいこの授乳室。なんで?こんな目に遭わすの?」

「実際に使う女性の羞恥や恐怖に無頓着過ぎる」

「子育て層が粗末に扱われている感」

国土交通省は、全国の道の駅のベビーコーナー保有率を再来年までに50%以上にしようと取り組みを進めていて、日本道路建設業協会が今年、全国50の道の駅に段ボール授乳室を寄贈することになりました。

しかし、最初の設置が大分県の道の駅で始まるやいなや、厳しい批判が相次いだのです。

街の皆さんにも意見を聞きました。

子育て世代は
「授乳室があるかどうか調べてからでないと安心して出かけられないので、授乳室自体をこうして設置してもらえるのはすごくありがたいことだと思います。ただ人の目に触れないために作られているものだと思うので、赤ちゃんもお母さんも安心できるものだったら、せめて鍵がかけられたりとか、屋根が付いていたりとか、そういうものが設置されると嬉しいです」

街の人は
「簡易な所では、うちの妻はあんまり授乳をしていなかったかな。大型のモールとかだと空間がちゃんとしていたので、授乳しやすかったりと安心感があったんですけど」

「無いことよりは良いけれど、今は普通のトイレとかでも覗きがあったりするじゃないですか。授乳している時は一番無防備だからすぐには動けないし。だから、これだと簡易すぎるんじゃないかと思います」

松江市に、事前に実物の確認はしなかったのか尋ねると…

松江市文化スポーツ部スポーツ課 佐々木武 課長
「カタログは事前に見ましたが、設置場所などについては、現地で確認をしながらになっていました」

寄贈を受けた際、「授乳室を活用させていただきます」としていた松江市の上定市長は、21日の記者会見で、次のように述べました。

松江市 上定昭仁 市長
「授乳室を寄贈いただけることは非常にありがたいことで、それをどういう風に運用していくかについては、松江市で市民の皆さまのニーズを踏まえた上で進めていかなければと思っています。
私もX(旧:ツイッター)の件は承知しています。
例えば、カーテンはあるが頭の上部分は抜けている、段ボールですので耐久面で大丈夫かという指摘があるのは聞いています。
例えば、上から見られることが無いように覆いをかけるとか、実際に設置する際に事務室から目が届く場所に設置することを考えています。
あるいは、カーテンを二重にするとか、それが有効に活用できるよう工夫していきたいと思います」

松江市などでは安心して利用できるよう、早急に対策を講じるとしています。

道の駅秋鹿なぎさ公園 久保川将 園長
「まだまだ、お母さん目線で対策していかないといけないところがたくさんあるので、しっかり声を拾って、安心して使っていただけるように、しっかり取り組んでいきたいと思います」

今後、島根県川本町でも設置が予定されていて、使う立場に立った準備も必要と言えそうです。

山陰放送
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/c56df7927ffe0d19bb1362fff175dd3553f4056e&preview=auto
https://i.imgur.com/i2W5XEq.jpg

★1:2023/09/22(金) 10:27
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