神戸市は12日、最新の推計人口(10月1日時点)が149万9887人になったと発表した。150万人を割り込むのは2001年5月(149万9371人)以来で22年ぶり。ピーク時(11年)と比べて5万人近く減った。

 同市が「150万都市」に名乗りを上げたのは1992年12月。95年1月の阪神・淡路大震災で約142万4千人(同年10月時点)まで人口が落ち込んだものの、01年6月に150万人台を回復した。

 11年秋には約154万5千人に達したが、その後は下降局面に転じて今年は5月を除いて毎月、減少が続いている。10月の推計人口は9月(150万693人)から806人減った。

 久元喜造市長は5月の記者会見で、出生数の減少幅が大きいことに触れ「市長就任時に想定した人口減のスピードを超えている」と言及。年内にも150万人台を割り込む公算が高いと述べていた。(金 旻革)

神戸新聞 2023/10/12 13:40
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202310/0016909105.shtml