「節約のため、毎日カップラーメンを食べていたけど健康が心配」「1食300円程度の食事があれば教えてほしい」などと考えていませんか。カップラーメンは便利でおいしいですが、毎日食べていると塩分の取りすぎなどが気になってしまいます。

ここでは、カップラーメンを食べるときに気をつけたいポイントとカップラーメンに代わる食事のアイデアなどを紹介します。

カップラーメンを食べるときに気をつけたいポイント
安くておいしいカップラーメンは、節約生活の強い味方といえるでしょう。ただし、食べすぎには注意が必要です。カップラーメンには次の特徴があります。

・塩分を多く含む
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が発表した資料によると、カップラーメンは「食塩摂取源となっている食品のランキング(20歳以上)」で1位となっています。

カップラーメンからの食塩摂取量は5.5g/日です。3位にランクインした梅干しからの食塩摂取量は1.8g/日であるため(2位はインスタントラーメンの5.4g/日)、1位と3位には大きな差があるといえるでしょう。

スープを残せば食塩摂取量を減らせますが、それでも塩分が少ない食品とはいえません。健康な成人が目標とするべき1日の食塩摂取量は、男性が7.5g未満、女性が6.5g未満です。カップラーメンを毎日食べ続けると、食塩を取りすぎてしまう恐れがあります。

・他の栄養を取りにくい
カップラーメンの魅力は、お湯を注ぐだけで食べられることです。ただし、食事の役割としては基本的に栄養をとるというより、空腹を満たすためのものです。そのため、食生活によっては特定の栄養素が不足してしまうことも考えられます。節約を意識する場合も、栄養バランスには注意が必要です。

カップラーメンに代わる食事のアイデア
「カップラーメンを食べ続けていたら体調が悪くなってきた」などと感じている人は、食事を見直しましょう。カップラーメンに代わる食事として以下のものが考えられます。

・野菜炒め
食費を抑えつつ栄養バランスを整えるため取り組みたいのが自炊です。食材を選べば、1食300円以下で栄養バランスのよい料理を作ることもできます。

一例としてあげられるのが野菜炒めです。野菜炒め用のカット野菜は1袋150円程度で購入できます。豚肉も100gあたり150円程度で購入できるでしょう。スライスした豚肉を冷凍した商品であれば、さらに安く購入できることもあります。

基本の調理方法は、熱したフライパンで豚肉と野菜を炒めるだけです。味付けはさまざまですが、塩胡椒だけでも美味しく食べられます。料理が苦手な方でも、簡単に作れるでしょう。

・完全栄養食
自炊を避けたい人は、完全栄養食に注目するとよいかもしれません。完全栄養食に明確な定義はありませんが、一般的には健康維持に必要とされるすべての栄養素(1食あたりの栄養素)を含んでいる食品を完全栄養食と呼んでいます(一部抜粋)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a06fe161eddf966b257791adeac51694c5c2849c