高市経済安全保障相は19日、国力増強をテーマにした勉強会を自民党有志議員と設立したことを巡り、自民内で問題視する声が上がっていることに関して自身のX(旧ツイッター)で反論した。

 高市氏は、「現職閣僚が同僚議員と勉強する事の何が悪いのか、意味が分からん」と強調し、「岸田首相をお支えするべく、懸命に働いている」と主張した。

 自民内では、来年の党総裁選をにらんだ足場作りだとの見方が出ており、世耕弘成参院幹事長は「(現職閣僚として)いかがなものか」と苦言を呈していた。

 一方、高市氏は同日のNHK番組で、経済安保分野などで機微情報に触れる権限を与える「セキュリティー・クリアランス(適性評価)制度」の法制化に向けた準備を急ぎ、来年の通常国会で関連法案の成立を目指す考えを改めて示した。

読売新聞 2023/11/19 16:52
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231119-OYT1T50093/